出展者インタビューChie Isogaiさん(Kagann jewelry)

Kagann jewelryChie Isogaiさん

身につけた人の美しさを引き出すアクセサリー・ジュエリーを作り出すChie Isogaiさん。
イベント出展は「初心者」というクリエイターさんです。

ブランド名 Kagann jewelryの由来を教えてください。

「カガンジュエリー」と読み、日本語の「花顔 (かがん)」という言葉に由来しています。「花顔」とは、「花のように美しい顔」という意味です。

私は前職は旅行雑誌のライターをしていました。海外に頻繁に行くことで改めて日本の良さを認識し、日本語に由来したブランド名をつけたいと考えていたところ、「花顔」という言葉を知りました。「Kagann jewelry」のアクセサリー・ジュエリーを身につけてくださった方々がより美しく輝きますように、という願いを込めてつけました。


「大人のカラフル」と「コンプレックスを払拭するデザイン」の2つをコンセプトに、K14ゴールドフィルドと天然石を使ったカジュアルなアクセサリーライン、シルバー、K10、K18などの貴金属とパール・ダイヤモンドを含む天然石を使ったリュクスなジュエリーライン、の2つのラインを展開しています。

大ぶりでカラフルなアクセサリー・ジュエリー。それでいて、大人の女性が身につけても恥ずかしくない品質・品物であること。そのため、使うのは本物の天然石・宝石のみで、フェイクのストーンは使いません。

地金も、アクセサリーラインはK14ゴールドフィルド以上、ジュエリーラインはシルバー925やK10、K18などを用意し、金属アレルギーの方にもできる限り対応できるようにしています。

アクセサリー作り始めたきっかけは?

私は、顔立ちが派手で、肩幅が広く指のサイズも太く、骨太体型です。そのため、日本で流行りの、肌に馴染むような華奢で繊細なデザインのジュエリーが、全く似合いません。

例えば、リングも薬指で13号なので、華奢なリングだと指に食い込んでしまいます。そのため、昔はアクセサリー・ジュエリーを着けることにとても抵抗があり、装身具は何も身につけていませんでした。

そんな時に、ニューヨークに旅行したとき、印象的な黒人女性を見かけました。その女性はお世辞にも美人とは言えず、体型も非常に大柄で太めでした。ですが、彼女は真っ赤なミニのワンピースを堂々と着て、耳元には直径8cmはあろう大きなフープピアスを着け、指にはゴロゴロとした飴玉のようなカラーストーンの指輪をはめ、バングルを何重にも重ねていました。

そして、驚いたのが、大ぶりのジュエリーを着けることで、ジュエリーがいい意味で目立ち、彼女の体型の荒が隠れて、太って見えず、とても素敵に見えたのです。

その姿を見た時に、「そうか、太い骨格を目立たなくするためには、大きなモノを身につければ、目の錯覚で体は細く見えるんだな」と気付きました。

自分の体のコンプレックスや欠点を補えるようなアクセサリー・ジュエリーを選んで身につければ、女性は美しく見える。そう気付いて、私も積極的に大ぶりのアクセサリー・ジュエリーを取り入れるようになり、その後、自分で作ってみようと思い、制作をはじめました。

大ぶりのアクセサリーやジュエリーを着けることで、悪目立ちするどころか、かえって魅力的に自分を表現できるということをKagann jewelryのアクセサリー・ジュエリーを通して伝えていただけたらと思っています。

クリエイターとして活動を始めたばかりとのことですが

独学でアクセサリーを作っていた頃、できた作品の数々を家族に見せたところ「上手いね。売ってみれば?」と勧められたのがきっかけでした。

作品を販売するようになって約2年半。展示会やイベントへの出展は、2018年の夏から始めたばかりです。2019年からは、積極的にイベント・展示会に出展していきたいと思っています。

技術の習得は、アクセサリーは本やインターネットを使って独学で、ジュエリーは銀座の熟練のジュエリー職人に師事し、技術を習っています。また、天然石や宝石を留める技法である「石留め」についても、石留め職人の元で習っています。

現在は、どのような活動をされていますか?

現在はネットショップでの販売や、友人知人からのオーダー・リフォームなどが中心です。ネット販売業務と並行して、隙間時間にジュエリーと石留めの修行・新作の制作を行なっています。

販路は、ネットショップ (ECサイト) と、友人知人からのオーダーやリフォーム。友人知人への販路は主に口コミです。

制作は、ほぼ毎日。忙しい時にでも、一日2時間は制作に当てるようにしています。毎日手を動かさないと、すぐに感覚が鈍ってしまうので。


自分の本当に好きなものを作り出すことができることが、ハンドメイドの魅力だと思います。

もちろん、自分の理想の品物を作るには、技術が必要です。技術が足りなくて理想に程遠い仕上がりになることもしばしば・・・ですが、何度も失敗を繰り返してくじけそうになりつつも、最終的に自分が思い描いた理想に近い品物が完成したときは、この上ない満足感を得られることができます。

納品が重なり、寝不足でフラフラになっている時は、正直、「物作りって辛いなあ」とマイナス思考になることもあります。そんな時、家族に、「でも、眠そうだけど、何だかすごく楽しそうだしイキイキしているよ」と言われたことがあり、ああ自分はやっぱりアクセサリー・ジュエリーを作るのが好きなんだな、と改めて感じました。

ハンドメイドメイドクリエイターという仕事をどう捉えていますか?

以前、商品が売れなくて悩んでいる時、師匠に「商品を売るんじゃない。まずは信用を売れ」と言われたことがあります。

売れても売れなくても、まずは、ひとつひとつの品物を、確かな技術できっちりと心を込めて作りあげること。そして、自分が作り上げた商品を「良いね」と言ってくださるお客様に、誠意を持って対応すること。

そういった一つ一つの行動を積み重ねて、信用・信頼を得られるように、日々努力していきたいと思っています。

クリエイターとして苦労することや不安はどんなことでしょう?

自分が”本当に作りたいもの”と、”売れるもの”は、また別だということ。

私は大ぶりのアクセサリー・ジュエリーが好きで、その良さを多くの人々に知ってもらいたいと思って大きめの商品を作っておりますが、お客様から「もう少し小さいサイズはないの?」と言われることもあるので、その差をどう埋めて行くかが課題です。

また、クリエイターにとって、手にとってくださるお客様が増えるというのは、自分の作品を見てもらえる機会が増えるので、良い傾向だと思います。

しかし同時によく感じるのは、「ハンドメイド=手作り=簡単にできるはず=安いだろう」という誤解が、一部の一般消費者の間に、未だに多く根付いているということです。

一点一点手作業で制作しているハンドメイド品は、大量生産できないため、工賃を考えるとどうしても割高になってしまいます。

もちろん、余計な原材料費・広告費などを抑えて安価に制作販売できるのもハンドメイドの魅力ではありますが、ひとつひとつ心を込めて手作業をしている分、どうしても割高な価格になってしまうということをご理解いただけると嬉しいです。

これからの目標を教えてください。

今後は、ネット販売だけでなく、イベントや展示会などの対面式での販売方法に力を入れていきたいと思っています。

自分からも色々なイベントに応募していきたいですし、同じクリエイターさん同士の横の繋がりをもっと増やして、機会を増やせていけたらと考えております。

3年後には、商業施設やデパート、セレクトショップなどのポップアップショップなどに積極的に出展したいです。そして、10年後には、大手セレクトショップ等に常設で取り扱っていただけるようにしたい。
また、現在は貸し工房で作業をしていますが、独自の工房兼アトリエをオープンできるようにしたいです。

今回は厳しいセレクトを通過しての出展です。

このような機会をくださりありがとうございます。2016年に始めたばかりでまだ実績がほとんどないため、まさか審査に通るとは思っておりませんでしたので、連絡を頂いた時はとても嬉しく、そばにいた友人に大喜びで報告しました。

Handmade MAKERS’という貴重な機会を元に、これから大きく成長していけたらと思っております。

2016年に始まったばかりなので、認知度が全くないため、まずはKagann jewelryのことを知っていただきたいです。当日は、手頃な価格のアクセサリーラインと、リュクスなジュエリーラインの、両方を準備していこうと考えています。

ピアスやイヤリングを中心に、春夏らしいカラフルで大ぶりなアクセサリー・ジュエリーを持っていく予定です。

体型やパーソナルカラーなどで、どういったアクセサリーやジュエリーを着けていいかお悩みの方は、ぜひご相談ください。一緒に似合うものを探したいと思います。

また、商品だけでなく、ブースの雰囲気にもこだわって作りこみたいと思いますので、ぜひ遊びにいらしてください。Kagann jewelryならではの作品・世界観をお届けしたいと思います!

最後に、皆さんへメッセージをお願いします。

●来場者の皆さまへ
Handmade MAKERS’の開催は4月なので、春夏用の明るいカラーを使った新作をお作りしてお待ちしております。ぜひブースに遊びに来てください。当日は会場は大変混んでいると思いますので気をつけていらしてください!

●クリエイターを目指す方へ
自分が「こういうものが好きだ!」「どうしても作りたい!」という思いがあるなら、まずは手を動かして物作りに挑戦してみることだと思います。もちろん、「自分の好きなもの」と「売れるもの」というのは、やはり違います。ですが、あなたの「これが好き」という気持ちを、わかってくれるお客様が、必ずどこかにいるはずです。そういうお客様に出会えた時、作品が売れた時の感動はひとしおです。

●既にクリエイターとして活躍されている方へ
「産みの苦しみ」という言葉がある通り、辛いこと・大変なことも多いのが物作りの現場だと思います。その辛さを乗り越えた先に、本当の楽しさ・喜びがあると思います。共に頑張っていきましょう!

Kagann jewelry

・ホームページ: https://www.kagannjewelry.com
・ECサイト: https://www.iichi.com/people/andvesper
・ECサイト: https://www.creema.jp/c/and_vesper
・Instagram: https://www.instagram.com/kagann_jewelry/

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